冲方サミットメンバーブログ

講談社 小見山
漫画版「マルドゥック」名シーンベスト5!

こんにちは、別冊少年マガジン編集部の小見山です。
土日を使って大阪へ出張し、普段はなかなか足を運べない書店さんを回って、コミックのご担当者さんにご挨拶をしてきました。
書店員さんに売り場を案内していただきながらお話を伺っていると、それぞれの書店さんのこだわりや、地域ごとに微妙に違う売れ筋が見えてきて、非常に勉強になります。
「マルドゥック・スクランブル」を平積み(表紙を上に向けて積むように棚に置くこと)や、面陳(表紙を前に向けて棚に置くこと)をしてくださっている書店さんも多く、その度に嬉しくて思わず顔がニヤけてしまいました。
読者の皆さんと本を最後に繫ぐのは、漫画家でも編集者でもなく、書店さんです。「マルドゥック・スクランブル」を応援して、売ってくださる書店員の皆さん、改めて本当にありがとうございます。
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さて今日は、漫画版「マルドゥック・スクランブル」全⑦巻の中から、個人的おすすめ名シーンを5つ選び、発表しようと思います。
それでは、さっそく!

第5位「おはようバロット」 (単行本①巻 p137)
シェルに裏切られた絶望の中、覚醒した能力を未だ受け入れきれないバロットに、優しく朝の挨拶をするウフコック。
大きな歯ブラシでゴシゴシ歯を磨く、コミカルでキュートなウフコックに癒されます。
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第4位「てめェか このやろォオォオオ!!!」 (単行本③巻p38)
大今さんが「楽しすぎて描き終わってしまったのが辛い!」と語る「バンダースナッチ編」。
バロットにブチ切れたレアの、血と涙と鼻水でぐちょぐちょになった顔が怖すぎます。

第3位「勝つって気持ち良いね おじさん!」 (単行本⑤巻p62)
漫画版「マルドゥック」の人気をグググっと上げた「カジノ編」。
ポーカー卓のイカサマ師達を挑発するバロット渾身のドヤ顔に、読んでるこっちもスカッとします。

第2位「38分の1を完璧に操れるスピナーと 65万分の1の奇跡を起こした少女の 真剣勝負さ (単行本⑤巻p108)
冲方さんも大絶賛の「ベル・ウィング戦」。
ベルの磨きぬかれた神技と、バロットの操作能力とのガチンコバトル。
「カッコいい!!!」しか言えない、自分の語彙力が憎い…。

第1位
 「ウフコックだけは助けて…愛してるの」 (単行本最終⑦巻p168)
ボイルドとの最終決戦。圧倒的な武力差を前に、死を覚悟したバロットの台詞。
「愛」なんていう言葉の空虚さを嫌というほど味わってきたバロットが、最後にもう一度だけ「愛」を信じるシーン。
冲方さんと大今さんが紡いできた少女とネズミの物語の、集大成とも言うべき名台詞です。
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さて、今日は僕の個人的ベスト5を発表しましたが、皆さんの好きなシーンはどれでしょう?
編集部にお手紙を送っていただければ、責任を持って冲方先生、大今先生にお届けします。
皆さまからのお手紙、お待ちしております!

【宛先】
〒112-8001 東京都文京区音羽2-12-21 
講談社 別冊少年マガジン編集部「冲方丁先生」「大今良時先生」宛
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今週は、「大今先生のこだわり」をテーマに、もう一回ブログを更新しようと思います。

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