OUT OF CONTROL
こんばんは、早川書房第二編集部の高塚です。
7月になってしまいました。
2012年も半分おわったんじゃ・・・・・・とか考えるといろいろ焦るので、
今日はハヤカワ文庫JAより7月下旬刊行『OUT OF CONTROL』の収録作について書きます!
1作目は「スタンド・アウト」です。
海外で暮らした経験を持つ少年の、15歳から18歳までを描く本作は、
冲方さんご自身を思い起こさせるような内容でもあります。
2作目は「まあこ」です。
友人から、ある人物の髪を切ってほしいと頼まれた美容師。
依頼の背景には、何か美容院では切れない理由があるらしく・・・・・・。
3作目は「箱」です。
会社でも優秀だった男性が、大量のカラクリ箱を残して自殺した。
同僚たちは、形見として引き取ったその箱を
ネット・オークションで売り払おうとするが、
「箱のなかには何が入っているのか?」という質問から、恐怖の一夜が訪れる。
この「まあこ」「箱」は、冲方さん流のホラーが味わえる作品だと思います。
4作目は「日本改暦事情」です。
『天地明察』の原型ともいえるこの短篇には、
そのおもしろさがぎゅっとつまっています。
ちょっと長くなってしまいましたので、
残りの収録作はまた次回に。
カバーの写真です。↓
↑デザインはコミック誌「Fellows!」などを担当されている
コードデザインスタジオさんです。
また、ただいま絶賛発売中のSFマガジン2012年8月号に、
6月2日に行われた「ニコ動チャンネル開設記念サミット」の
レポが掲載されています。
あわせてお楽しみくださいませ。
↑ピンクのクマがめじるし!
ちなみに後ろにうつっているゲラは・・・・・・おや、誰か来たようd
2012-07-05 the_time() ?>|冲方丁,早川書房 SFマガジン